38歳 適応障害になりました。

読んでもらえれば。

天津向の記事が妙に腑に落ちる件

自分へ。。

同じ年代の芸人さんです。

それぞれに悩み足を止めることなく、

前に進んでいます。

決して愚痴を言わず、解決方法を探し生きています。

 

あなたはどうですか。

まだ愚痴ばかりはいて人のせいにばかりしていますか?人の人生をまだ生きてますか?

 

 

分かっているつもりだけど、、。

 

だけど、なんていりませんよね。

だってお前の人生だから。

人のせいになんてしてる暇ないよな。

 

同じ環境でやってるやつもいるよ淡々と。お前との違いって何ですか?学歴ですか?能力ですか?それともやるときめて諦めない覚悟ですか?

 

まだ愚痴ってるなら、あなたは、解決策を必死で見つけ、より良い人生を歩んでいるとは思いません。

 

だって、ほかの人もやってんだから。

 

上司になじられ、いびられても、理由があるですよね。それを解決しないと一生ピンとこないのかもしれない。なんか原因があんだろ。

 

嫁に相談すると落ち着く、、。

そりゃそうだ、身内だから。

厳しいこといってくれるし、ふにも落ちる。でも、解決にはなってないよな。だって、それ愚痴だから。。現場で起きてることの解決策になってないから。

 

笑うと、爆笑しると嫌なこともわすれる。。一時的にね。

 

ピンとこないと一生悩むんじゃないかな、自分。

 

もうやめよう。

もうやめよう。

もうやめよう。

いい加減やめよう、今から。

以下、天津向の記事です。

 

 

僕が年収800万円になった理由

 ここまで、僕の年収のお話をしてきました。

 ここで改めて、書いたことを振り返ってみましょう。

 僕は芸人をしながら、いろんな人の意見を聞いて、一体どう変わっていったのか。いろんな人にどういうことを教えてもらったのか。

【それまでの天津・向】

 ・面倒臭いことは全部後回しにした

 ・何事も人のせいにしていた(木村くんが悪いとした)

 ・いろんなイライラを愚痴にしていた

 ・休みの日を無駄に過ごしていた

 ・悪口に一つ一つ敏感に反応していた

 ・好きなものは自分の中にだけ秘めていた

 ・人とまともに会話する気がなかった

 このような人間でした。しかし、それを教わったやり方で変えて、そのおかげで漫才以外の仕事で469万3000円もらえました。

 これに天津の402万1080円を合わせて、年収871万4080円です。

 これが、年収800万円になれた理由です。

 いろいろと教えてくれた皆さんには、感謝しかありません。

簡単に人が変わることはない

 簡単に人が変わることなんて、ありません。それは絶対的にそうだと思います。20年、30年付き合ってきた自分というものを、そう簡単に変えるなんて出来る訳がありません。

 人は変わらない。簡単には。

 でも、時には一つのきっかけで変わる可能性もある。

 すぐ変わることなんて出来ない。でも、時間をかけて方向を変えることは出来る。

 そうやって変わろうとしている時に、あなたの心には一体誰の、どんな声が届くか…ってだけだと思うんです。

 僕は本当にゆっくり、ゆっくりといろんな方に方向を修正してもらいました。

 まだまだ間違うことも沢山あるでしょうけど、その度にいろんな人に話を聞いて正していけたらなと思ってます。

 僕はアニメが好きで、アニメを見て幸せを感じたり、ハラハラしたり、泣いたり笑ったり、いろんな感情をもらいました。

 僕はアニメ、漫画の中で自分が最高だと思うフレーズをコルクボードに貼り、机の前に置いています。自分が影響を受けた一言を、いつでも見られるようにしているんです。

「『ありえない』なんて事はありえない」(『鋼の錬金術師』)

「スマイルが呼んでんよ」(『ピンポン』)

「なんだ……ほとんど可能性ゼロに近いじゃないか! …………でもやらなけりゃ………… 確実なゼロだ!!」(『寄生獣』)

「世界を革命する力を!」(『少女革命ウテナ』)

「μ's(ミューズ)ミュージックスタート!」(『ラブライブ!』)

 などです。文字を見るだけでもその瞬間が目に浮かぶくらい、自分の心に刺さった名言。これを見て思い出すんです。当時の感動を。自分を奮い立たせれたことを。あの漫画のヒーローが頑張っている。

 思い通りにならない、壁にぶち当たる。そんな時は一度顔を上げて、目の前に貼ったそのアニメの名言を見ます。

 やっていることは間違いじゃないかもしれない。頑張っているのに認められない。うまくいかない。いやなことがあって、誰かに愚痴りたい。

 でも、僕が好きなアニメの主人公は、本当にそう言っているでしょうか?

機動戦士ガンダム』のパイロット、アムロ・レイではないですが、僕には帰る場所があるんじゃないのか? それって、こんなに嬉しいことはないんじゃないのか。

『ワンピース』のポートガス・D・エースではありませんが、あなたが好きなものを好きということで、きっと相手は「愛してくれてありがとう」と言ってくれるはずです。

スラムダンク』の安西先生ではありませんが、どの瞬間だって、あきらめたらそこで試合終了なはずです。

ワンパンマン』の無免ライダーじゃありませんが、勝てる勝てないじゃなくて、ここで僕らは立ちむかわなきゃいけないんです。

鋼の錬金術師』のエドワード・エルリックではありませんが、どうなってもいい。立って歩こう。前に進もう。僕らには立派な足がある。

『はじめの一歩』の鴨川会長ではありませんが、努力した者が報われるかどうかは分かりません。しかし、成功したものは皆、努力をしています。

ツギハギ漂流作家』の吉備真備ではありませんが、何が嫌いかより、何が好きかで自分を語った方がいいじゃないですか。

 そして『北斗の拳』のラオウではありませんが、最後に我が生涯に一片の悔いなし、と言える自分でありたい。

 僕はそう思います。

年収800万円は高いのか安いのか

 僕は年収800万円を稼ぎました。

 冒頭でも言いましたが、正確には871万4080円です。

 さて、ここまで読んでいただいた皆さん、僕の年収どうでしたでしょうか? 結局、天津・向は売れていないので、あいつにしてはもらいすぎと思うかもしれないし、ああ、それならこの額もらってもおかしくないかもな、と思うかもしれません。

 それは当然、自由です。これだけ年収のことを書いていますが、年収でその人の価値は決まらないなんてことは承知しています。

 ただ数字の事実と、僕自身が変わったことにより数字も動いた、という話を伝えたかっただけです。

 ただ、これだけは思います。

 あなたの周りに好きな先輩がいるなら、その人の言うことに耳を傾けてみてください。ひょっとして、ヘビーな否定の言葉が来るかもしれないし、そのままでいいという肯定の言葉が来るかもしれません。

 いずれにせよ、聞く。

 それが、とても大事な気がします。

 あともう少しだけお付き合いください。

相方、天津・木村との着地点

 最後に、木村くんとの話し合いを書きたいと思います。

 結局僕は、時間という物事を解決するのに最良の道具を使いながら、先輩達の金言でその足を速めつつ、なんとか自分の中の木村くんに対するわだかまりを解消していきました。

 一人で勝手にドタバタしていただけなんだ、と気付きだした時、僕だけでのテレビ収録がありました。アニメ系ならまだしも一般の番組に僕だけで出演っていうことも、その頃ではあまりなかったから不思議だなあと思っていると、番組のスタッフさんが教えてくれました。

「こないだ木村くんが収録に来た時『向も面白いんで呼んでください』と言ったんでキャスティングしてみたんだ」

 ビックリしました。

 本人からは、そんなこと一つも聞いていません。

 僕は木村くんに「今に見とけよ」と悪態をついていました。

 そんな悪態をつかれているも、木村くんは僕がテレビに出られるようにお願いしてくれていました。

 木村くんは、コンビのことを考えながら動いてくれていた。

 人への考え方の違い。その部分が吹き出したような気がしました。

 人間の器の違いといいますか、なんというか。

 それを知ってから、僕は木村くんに何も言わなくなりました。

 言えなくなった、という感覚の方が近いかもしれないです。

 そんなある日。劇場出番の時に木村くんに「ちょっとこっちで話しようか」と言われました。そういう話し合いを彼から切り出されることはないので珍しいなと思っていると、木村くんの第一声はこうでした。

「もうちょっとコンビのことやろうか」

 意外な一言でした。エロ詩吟のブームが過ぎてから僕ら二人は喋らなくなっていました。人間力の違いを見せつけられて、僕は言うことがないと感じていた部分もありましたし、以前と同様、コンビとしての敵が見えなくなっていたというのもあります。

 そうなっていることに気付いたから、木村くんは声をかけてくれた。

 やはり、僕より一つも二つも人間が出来ているなと思いました。コンビを引っ張っていってくれて、当時の状況を危惧したからこそ、僕にそう言ってくれた。それが本当に嬉しかったんです。

 恥ずかしい話、その日の僕はけっこう興奮して寝られませんでした。そして、木村くんもそうだったらいいなとも思いました。

 いろんなことがあった。

 だから僕らは今がある。

 僕らは他のコンビと比べると、それはそれは自分勝手なやり方を、お互い今もやっているかもしれません。

 木村くんなんて、今はレンタルおっさんというものをやっています。これは、おっさんとして1時間単位で利用者に借りられて『美術館巡りを一緒にしよう』『飲み友達になって欲しい』『ギターを買いたいので付いてきて欲しい』など、様々な要望に応えるというサービスです。

 なんだそれ?……ですよね。説明を聞いても、意味が分かりません。

 でも不思議なことに、テレビなどでもたまに紹介され、商売繁盛。おっさんとしても忙しいらしいです。

 いや、どこで忙しくなってんだよ。劇場3回出番の時に、1回目の前と3回目のあとにおっさんレンタルの仕事入れてるから「今日は5回公演か」と言っています。いや、おっさんを公演の回数に入れるなよ。あと何回も言うけど、おっさんレンタルってなんだよ。

 それに、もう一つ。木村くんはちょっと前に『大型二種免許』を取り、ロケバスの運転手もやっています。

 もともと木村くんは、車の運転がむちゃくちゃ好きで仕方なかったらしいんです。その車好きが昂じて、知り合いに「じゃあロケバスの免許取ったら?」と言われ、本当にロケバスのドライバーになりました。

 いや、なんだよそれ。意味が分からない。車好きだからといってロケバスの運転手になる発想はないよ。

 そんな木村くんの今一番嬉しいことは?…という質問に対しての答え。

「うーん。なんやろうな。あ、今一番嬉しいのは舞台で笑いを取るとか、新ネタウケているなあという時ではなく『これ曲がれないだろうという細い道をロケバスで曲がれた時』かなあ」

 いや、知らない。それがどんな脳内麻薬出るか知らないけど、お笑いやめてないならそういうこと言わないで。

 しかしそう考えると、天津・向は『アニメ』と『4コマ漫画』が好きな『辛いものも好きなやつ』であるし、それに対して木村くんは『エロくて』『詩吟も師範代』であり、それでいて『おっさんレンタル』の仕事をやりつつ、その合間に『ロケバスを運転する』という人間だということです。

 いやコンビとして、波瀾万丈にもほどがあります。ハッシュタグが多すぎてよく分からないようになっています。

 でも、それでいいんです。ガチャガチャしてていいんです。これが、好きなものを大きな声で言ってきた二人の物語です。

 そんなコンビ今までいなかった、と思わせたら僕らの勝ちです。

 各々のアピールが何かに繫がっていく。僕らは、そうやってコンビを形成してきました。

 しかし今後、解散した方がいいと思ったらそうするかもしれません。もう、こればっかりは分かりません。

 きれい事ではないだろうし、きれいに終わりたい訳でもないんです。事実をありのままに。今こうやってコンビでいれているということだけ受けとめていればいいかなあ、と思っています。

思ってもいないステージへ

 そういえば、僕はちょっと前にアニメの声優もやることが出来ました。そのアニメは何だと思いますか?

 そう!! 『〇〇な話』で紹介した4コマ漫画『あいまいみー』です。

 既に3期が終わったアニメなのですが、こちらのアニメに声で出演できた流れを紹介したいと思います。

 僕が『〇〇な話』で『あいまいみー』を紹介した回を偶然、後に『あいまいみー』の監督になるいまざきいつきさんがご覧になっていたのです。その時は特に何も思うことなく「そんな漫画あるんだ」くらいの感想だったそうです。

 そして月日が流れ、アニメ化するにあたり監督になったいまざきさん。

「そうだ、テレビで『あいまいみー』を紹介していた、あの向さんを使おう」

 その鶴の一声で、僕は声優としてデビューさせて頂くことになりました。

 そしてもう一つ。僕が叩かれるきっかけになったニコニコ生放送は『あいまいみー』の宣伝番組でした。

 あの番組がなければ今の「ヘイトといえば向」という位置にいることはなかったでしょう。

 つまり僕は、あの『〇〇な話』に呼ばれなければ、『あいまいみー』の声優どころか、ヘイトを集めることもなく、ということはMCとしての個性もない人間だったはずです。ここに書いたことなんて、全く起こらなかった可能性があったということです。

 それはやはりあの時『〇〇な話』での木村くんのリサーチがあったからであり、エロ詩吟のおかげであり、エロ詩吟を作ってくれた木村くん、木村くんの周りの先輩たちのおかげです。

 僕の人生は、順風満帆に進んでいるとは言いません。

 木村くんのエロ詩吟もそうです。どこに行くか分からないことだらけです。

 いろんなものは繫がってうねって、僕の思ってないステージに進みました。

 でも、だからこそこれからもいろんな種を蒔いて、どうなるか見ていたい。

 それを是非、楽しみたいんです。

 売れない理由を木村くんのせいにしてた僕へ。

 エロ詩吟のせいで漫才がウケなかったと思ってた僕へ。

 木村くんを恨んで憎んでいた時の僕へ。

 借金300万あった時の僕へ。

 人生は、そんなに悪くない。

 好きなことを大声で言った結果が、思ってもない年収になりました。

 いろんな人に支えられて、ここまで来ることが出来ました。

 本当に、本当に皆さんありがとうございます。

 最後までおつきあいいただき、本当にありがとうございました。

(了)